クロアチアの首都・ザグレブ。
クロアチア最大の都市であるザグレブは中世ヨーロッパの歴史を感じる旧市街が魅力的で、落ち着きのある雰囲気が心地よい町です。
今回は「クロアチア・ザグレブに初めて訪れる方」に向けて記事を作成しました。
▼ こちらの記事
・ザグレブでの観光について【所要日数・注意点(治安・物価・交通手段)】
・クロアチア ザグレブのおすすめ観光地
クロアチアの内陸部にあるザグレブは、コンパクトな町なので基本的に徒歩で観光が可能です。
世界一周の際に、クロアチア・ザグレブを訪れた経験をもとに紹介いたします。
ザグレブ観光について
まずは、ザグレブ観光についての注意点をご紹介します。
観光に必要な日数
日本からザグレブへの直行便は運航していません。
利用するフライトにより異なりますが、乗継便の利用で14~16時間ほどの時間を要します。
日本との時差は8時間(サマータイム実施時は7時間)です。
フライト時間の長さや身体への負担も考慮した上で、スケジュールを組むと良いでしょう。
ザグレブでの観光はどれぐらいの日数が必要でしょうか。
ザグレブの観光地はコンパクトにまとまっているので、主要スポットは半日~1日で周ることができます。
ゆっくりと観光したい方は、余裕を持って2日確保すると良いでしょう。
クロアチアに渡航される場合、首都のザグレブから他の都市に訪れる方も多いと思います。
アドリア海の真珠と称されている「ドゥブロヴニク」や、世界遺産の町「スプリット」は観光客に特に人気の高い町です。
ザグレブから上記の都市へは、飛行機だけではなく長距離バスで行くこともできます。
ザグレブでは短期滞在して、そちらで日数を長めに確保するのも良いでしょう。
観光する際の注意点【治安・物価・交通手段】
クロアチアの治安はヨーロッパの中でも良いと言われており、首都であるザグレブも特に治安が悪い印象は受けませんでした。
しかし、観光客を狙ったスリなどはどこの都市にもいるので、人の多い場所では特に注意しましょう。
ザグレブの物価は日本や西ヨーロッパより安めで、チェコやハンガリーよりも少し高めという印象を受けました。
また、クロアチアは南部に行くほど物価が上がります。
観光業の盛んなドゥブロブニクなどの南部の宿泊代は、特に観光客が集中する夏場のハイシーズンに高騰します。
レストランでの食事代や、スーパーの価格帯もザグレブの方が安めです。
ザグレブを観光する際、メインとなる旧市街は基本的に徒歩で移動できます。
宿泊場所が旧市街から離れている場合は、トラムを利用すると良いでしょう。
ザグレブ市内にはバスも運行しており、共通チケットであるトラムとバスの乗車券は駅やキオスクで購入可能です。
ザグレブのおすすめ観光スポット
ザグレブで人気の観光スポットをご紹介します。
ザグレブ大聖堂(聖母被昇天大聖堂)
2つの尖塔が印象的なカトリック教会。
高さ105mの塔はクロアチアで最も高い建築物であり、高い建物が少ないザグレブでは目を引きます。
建設が開始されたのは1094年ですが、侵攻により破壊と再建を繰り返しています。
ゴシック様式やバロック様式での建て替えを経て、1880年の大地震後に現在のネオゴシック様式に再建されました。
■名称:Zagrebacka Katedrala(Zagrebačka katedrala)
■営業時間:月~土/10:00~17:00・日祝/13:00~17:00
■入場料:無料
■住所:Kaptol 31, 10000, Zagreb, Croatia
■アクセス:イェラチッチ広場から徒歩約4分
聖マルコ教会
色鮮やかなデザインを施された屋根が特徴的な教会。
建設開始は13世紀で、1880年に修復されたゴシック様式のカトリック教会です。
屋根のカラータイルに施されているデザインはモザイク紋章で、右側が首都ザグレブ、左側がクロアチア王国・ダルマチア地方・スラヴォニア地方を意味しています。
外観の撮影は可能ですが、内部見学は不可です。
■名称:Crkva sv. Marka
■営業時間:内部の見学不可
■住所:Trg Sv. Marka 5, 10000, Zagreb, Croatia
■アクセス:イェラチッチ広場から徒歩約10分
石の門
商人の町「グラデツ」への出入口として使用されていた城門です。
1731年に発生した大火で他の城門は焼け落ちるなか、この門だけは唯一残りました。
門の内部にある聖母マリアの肖像だけは、無傷で発見されたと言われています。
建設された当初は木造でしたが、18世紀に現在の石造りの門に変化を遂げました。
地元の人々からも神聖な場所として親しまれており、礼拝堂には花やロウソクが捧げられています。
■名称:Kamenita Vrata
■営業時間:終日
■入場料:無料
■住所:Kamenita ul., 10000, Zagreb, Croatia
■アクセス:イェラチッチ広場から徒歩約7分
イェラチッチ広場
ザグレブの中心地にある開放的な広場。
新市街と旧市街の間にあり、地元の人にとっても定番の待ち合わせ場所です。
名称の由来であるクロアチアの英雄・イェラチッチ総督の騎馬像があり、屋台も出店しています。
周辺にはレストランやショップが立ち並んでおり、常に多くの人で賑わうスポットです。
目の前にはトラムの停留所があるので、アクセスポイントとしても便利な場所です。
■名称:Ban Jelacic square(Trg bana Josipa Jelačića)
■営業時間:終日
■入場料:無料
■住所:Trg bana Josipa Jelacica, 10000, Zagreb, Croatia
■アクセス:ザグレブ中央駅から徒歩約15分
ドラツマーケット
活気のある青空マーケットです。
ザグレブの台所のような存在で、地元の人々からも親しまれています。
フルーツや野菜などが中心で、観光客にはハチミツやドライフルーツも人気です。
少量ですが工民芸品も販売されており、ローカル感を楽しみたい方におすすめのスポットです。
14時ごろまで営業していますが、品物が充実している午前中に訪れましょう。
■名称:Dolac Market(Tržnica Dolac)
■営業時間:6:30頃~
■入場料:無料
■住所:Dolac 8, 10000, Zagreb, Croatia
■アクセス:イェラチッチ広場から徒歩約2分
失恋博物館
失恋をテーマにした個性的な博物館。
世界中から集まった恋人との思い出の品や、失恋のエピソードが展示されています。
切なさを感じるものや、ユーモアを感じるものなど様々なエピソードを知ることができます。
他の博物館では見ることができない斬新なコンセプトに注目です。
■名称:Museum of Broken Relationships(Muzej prekinutih veza)
■営業時間:10:00~21:00
■入場料:40Kn
■住所:Ćirilometodska ul. 2, 10000, Zagreb, Croatia
■アクセス:イェラチッチ広場から徒歩約7分
■公式サイト:https://brokenships.com/
聖カタリーナ教会
真っ白な外観が印象的なバロック様式の教会。
旧市街の高台に位置しており、ケーブルカーの頂上駅を出ると右手にあります。
1632年に建設されましたが、1881年に修復を行っています。
教会の裏手にある展望スポットからは、旧市街の街並みを一望できます。
外観の撮影は可能ですが、内部見学は不可です。
■名称:Jesuit Church of St. Catherine(Crkva Sveti Katarine)
■営業時間:内部の見学不可
■住所:Katarinin trg bb, 10000, Zagreb, Croatia
■アクセス:イェラチッチ広場から徒歩約7分
アートパビリオン
アール・ヌーボー様式のギャラリー。
トミスラフ広場内にあり、ザグレブ中央駅の向かいに位置しています。
黄色のカラーは目を引き、華やかな外観は宮殿のような印象を受けます。
19世紀後半に建設され、100年以上の長い歴史を持ちます。
絵画や彫刻品が展示されており、様々なテーマの企画展が行われています。
■名称:Art Pavilion(Umjetnički paviljon u Zagrebu)
■営業時間:火~木・土日/11:00~20:00
金/11:00~21:00・休館日/月
■入場料:60Kn
■住所:Trg Kralja Tomislava 22, 10000, Zagreb, Croatia
■アクセス:ザグレブ中央駅から徒歩約3分
■公式サイト:https://www.umjetnicki-paviljon.hr/en/
以上、「クロアチア・ザグレブのおすすめ観光スポット」について紹介いたしました。
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ザグレブを訪れる際はぜひご参考ください。