チェコの首都である都市プラハ。
深い歴史を持つ街並みが世界文化遺産に登録されており、コンパクトな町には世界中から観光客が集まります。
今回は「プラハ滞在の際に便利な交通機関・地下鉄とトラム」について記事を書きました。
▼ こちらの記事
・プラハの交通機関 地下鉄(メトロ)と路面電車(トラム)
【チケットの種類・購入方法/路線図・時刻表/乗り方】
個人旅行でプラハを訪れた場合、現地で観光する際は効率よく移動できる地下鉄とトラムを活用すると非常に便利です。
世界一周の際、チェコ・プラハを訪れた経験をもとにご紹介します。
プラハの地下鉄とトラムについて
プラハの公共交通機関である地下鉄とトラムについて説明します。
チケットの種類
まずはチケットの種類です。
プラハの公共交通機関のチケットは全て共通しています。
プラハの切符は一回限りの使い切りタイプではなく、時間制チケットです。
「地下鉄→トラム」など乗り換えの場合も、時間内であれば同じ切符を使用できます。
地下鉄・トラム・バスの共通チケットの一覧です。
チケットの種類 | 大人 | 子供 | シニア |
30分券(30分間有効) | 24CZK | 12CZK | 12CZK |
90分券(90分間有効) | 32CZK | 16CZK | 16CZK |
1日券(24時間有効) | 110CZK | 55CZK | 55CZK |
3日券(72時間有効) | 310CZK | ー | ー |
子供は6歳から14歳まで、シニアは60歳から65歳まで適用されます。
5歳以下と66歳以上は無料で利用できます。
シニア料金を利用する場合は、インフォメーションセンターでPID証明書の取得が必要です。
また、公共交通機関にスーツケースなどの大きな荷物を持って乗車する場合は注意が必要です。
1日券を利用の場合は、大きな荷物も1つ無料で持ち込みが可能です。
状況に応じて、購入するチケットを決定しましょう。
チケットの購入方法
次にチケットの購入方法について紹介します。
チケットは駅の券売機や町中のキオスクなどで購入が可能です。
バス乗車の際は運転手から直接購入することもできます。
しかし、通常料金より少し高くなり基本的にお釣りは貰えないので、事前購入をおすすめします。
券売機は旧型と新型がありますが、まだ旧型の券売機の方が多い印象を受けました。
タッチパネル式の新型は、一部の駅に設置されています。
旧型券売機では、チケット種別についてこのような案内がありました。
上記のような旧型券売機の場合は、希望するチケットのボタンを押してコインを投入します。
お札は扱っていないので、事前にコインを用意しておきましょう。
新型の券売機はクレジットカードが利用できる機種もあります。
30分券と90分券は、基本的にどの券売機でも購入が可能なようでした。
1日券や3日券は券売機によって異なるようです。
主要駅のチケットオフィスやインフォメーションセンターでは、3日券やさらに長期間有効なチケットを購入できます。
路線図・時刻表
公共交通機関の路線図や時刻表は、下記のサイトから確認できます。
チケット情報や乗換案内の情報もあるので、プラハ滞在中に活用をおすすめします。
プラハの地下鉄・トラムの乗車方法
地下鉄とトラムの乗車方法を紹介します。
地下鉄(メトロ)の乗車方法
まずは地下鉄の乗車方法です。
【プラハの地下鉄(メトロ)】
■路線数:3路線(A線・B線・C線)
■運行時間:5:00~24:00
■運行間隔:4~10分に1本 ※ラッシュ時は2~4に1本
下記の情報をご参考ください。
A線 旧市街広場・プラハ城・カレル橋・空港方面
B線 旧市街広場・メインバスターミナル方面
C線 ヴァーツラフ広場・国立博物館方面
地下鉄駅の階段やエスカレーター前、またはホームに打刻機が設置されています。
乗車前に必ず刻印しましょう。
地下鉄駅のホームには路線の標識があるので、チェックしておくと安心です。
地下鉄のドアには開閉ボタンが付いています。
降りる際はボタンを押してドアを開けましょう。
路面電車(トラム)の乗車方法
続いて、トラムの乗車方法です。
【プラハの路面電車(トラム)】
■路線数:34路線
■運行時間:4:30~24:00/24:30~4:00
■運行間隔:5~15分に1本(ラッシュ時:4~8分に1本・夜間:30~40分に1本)
※運行時間や運行間隔は路線や停留所によって異なります。
観光の際に便利なのは22番のトラムです。
22番トラムを利用して行くことができるスポットの最寄りの停留所です。
■プラハ城:Pražský hrad
■カレル橋方面:Malostranské náměstí
■国民劇場:Národní divadlo
■ストラホフ修道院図書館:Pohořelec
多くのトラムは1両または2両編成で運行しています。
トラム車内の様子です。
地下鉄駅のホームと同様に、トラム内には下記のような打刻機があります。
トラムに乗車後に打刻機にチケットを通しましょう。
こちらは30分有効なチケットを打刻したものです。
地下鉄もトラムも打刻すると、チケット右側のように日時が刻印されます。
降車駅や停留所でのチケット回収や刻印は基本的にありませんが、係員に提示を求められるケースがあります。
打刻するのを忘れてしまうと、罰金になるので注意しましょう。
以上、「プラハでの地下鉄・トラム利用」について紹介いたしました。
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初めて訪れた海外で公共交通機関を利用するとなると、不安を感じてしまう方も少なくないと思います。
プラハの公共交通機関はチケットのシステムが分かりやすいので、初心者でも挑戦しやすいと感じました。
乗車方法も難しくなく、ローカル感を味わえるのでおすすめです。
プラハを訪れた際は、ぜひご参考ください。