世界一周に行こうと決めたら、まず初めに検討することの一つが大まかなルートの決定です。
効率的な回り方を考えると、ルートは主に西回りと東回りの2通りあります。
今回は「世界一周ルートを検討中の方」に向けて記事を作成しました。
▼ こちらの記事
・西回りと東回りの比較【定義・具体例・メリット・デメリット】
・世界一周ルート決定の際に考慮したいこと
西回りと東回りそれぞれの良さがありますが、現地との時差が気になるという方も多いことでしょう。
世界一周の際に、西回りで旅をした経験をもとにご紹介します。
西回りと東回りの比較
西回りと東回りのメリット・デメリットを比較します。
西回り東回りの定義は、世界地図を開いて下記の通りです。
【西回り】 左方向に向かって進み、日本に戻ってくる。
【東回り】 反対に右方向に進み、日本に戻ってくる。
西回り
まずは、西回りについてご紹介します。
例)日本 → アジア → 中東 → ヨーロッパ・アフリカ大陸 → アメリカ大陸(北米・南米) → 日本
【メリット】
■日本との時差が1~2時間程度のアジアから入るので、身体の負担が少ない。
■旅の最初にタイに訪れる場合は、日本よりも格安で予防接種を受けることができる。
■英語が第一言語ではない東南アジアでも、英語は比較的伝わるので旅への支障が少ない。
旅に慣れていない序盤で、語学面での不安を軽減できることは大きいです。
英語力に不安を感じる場合は、フィリピンなどでの短期の語学留学後に旅に出る人も多いです。
【デメリット】
■旅の終盤が物価の高いアメリカ大陸なので、金銭的な不安を抱える場合がある。
東回り
次は、東回りについてご紹介します。
例)日本 → アメリカ大陸(北米・南米) →ヨーロッパ・アフリカ大陸 → 中東 → アジア → 日本
【メリット】
■出発後に西回りで世界一周をする旅人に出会える機会が多いので、各地の情報を得やすい。
■旅の終盤が物価の安いアジアなので、旅の残金に対する精神的不安が少ない。
【デメリット】
■旅の序盤で訪れることの多い南米大陸は、治安面の不安が大きい。
■南米大陸はスペイン語またはポルトガル語が公用語。街中では英語が伝わらない場合が多い。
おすすめの回り方
旅の初期の難易度を比べると、具体的な希望等がなければ「西回り」がおすすめです。
東回りで旅の初めに訪れる可能性が高い南米は、実際に旅を経験した上でも治安面と語学面での負担が大きいと感じました。
西回りで世界一周した私は旅生活にも慣れた終盤に南米を訪れたので不安も軽減されていましたが、旅の序盤で訪れていた場合は到着前の不安が倍増していたと思います。
私が旅中に出会った日本人の世界一周旅行者も、圧倒的に西回りが多かったです。
ルート決定の際に考慮したいこと
ルートを決める際、考慮した上で検討をおすすめしたい項目です。
目的地のベストシーズン
雨季や乾季の影響により、同じ場所でも異なる雰囲気になるスポットがあります。
自然によって左右されるようなスポットは、出発前に把握しておきましょう。
特に世界一周者にも人気の「ウユニ塩湖」は、訪れるシーズンによって全く違う印象になります。
【ウユニ塩湖】
■雨季(12月~3月頃):鏡張り
■乾季(4月~11月頃):トリック写真
紅葉や花の見頃に訪れたい方や、その土地でトレッキングをしたい方も予めベストシーズンを調べておきましょう。
お祭りなどのイベント
世界各国で様々なお祭りが開催されていますが、基本的には1日のみや短期間の開催です。
旅の目的の一つである場合は、お祭りの日程に合わせてその他の旅程を組みましょう。
世界一周者に特に人気があるお祭りです。
スペシャルデー
お祭りと同様に、大晦日やクリスマスのイベントに行くことを旅の目的の一つにしている方もいらっしゃるでしょう。
特にニューヨークでのカウントダウンイベントは、旅人にも人気のビックイベントです。
旅の期間内に誕生日がある場合は、個人の考え方にもよりますが当日の滞在場所も重要です。
また、船旅を利用して世界一周するというのも一つの選択肢です。
1983年の設立以降、これまでに延べ8万人が参加。
60周以上の地球一周をした実績のある【ピースボート地球一周の船旅】
以上、「西回りと東回りの世界一周ルート比較」を、ご紹介しました。
ルートを決める際は回り方はもちろんのこと、行きたい場所の優先順位を整理することが大切です。
出発後に後悔しないように、出発前にできるだけ情報収集を行うことをおすすめします。
世界一周に行こうと決めたばかりの方は、世界地図に自分が行きたい国やスポットを書き入れてイメージを膨らませることから始めてみましょう。
世界一周のルート作成にお悩みの方は、ぜひご参考ください。