世界遺産のシギリヤロックや、伝統的医学であるアーユルヴェーダなどが有名な国・スリランカ。
旅行や仕事で海外に行くとなると現地での食事も気になる点の一つだと思いますが、スリランカといえばどのような料理が思い浮かびますか。
今回は「おすすめのスリランカ料理」について、記事を作成しました。
▼ こちらの記事
・スリランカの食文化について
・現地で食べてほしいおすすめのスリランカ料理
日本にはスリランカ料理店が少ないため食べたことがある人は多くはないと思いますが、カレーが身近な料理である日本人にとっては親しみやすいグルメも多いと感じました。
世界一周の際、スリランカへ訪れた経験をもとにご紹介します。
スリランカの食文化について
まずは、スリランカ料理の特徴についてご紹介します。
スリランカの料理は、さまざま種類の香辛料を使ったスパイシーな料理が多いです。
その一方で、ココナッツミルクを使用した料理も多く、辛さの中にほんのりと甘味のある甘辛な味わいの料理が多いことも特徴です。
スリランカの食文化としては、カレーをほとんど毎日のように食します。
カレー以外の料理に関してもスパイスを使っていることが多く、食べるとカレーのような風味がすることも多いです。
また、海に囲まれた島国ということもあり、新鮮な魚介類を生かした料理も多いです。
もちろん、シーフードの入ったカレーも地元の人々に広く食されています。
近隣国であるインドはカレーと一緒にナンを食べることが多いですが、スリランカではカレーはご飯と一緒に食べることが一般的です。
日本のお米とは違い、細長いパラパラとした粘り気のないお米が食されています。
麺料理や粉もの料理にも、米粉が使用されていることが多いです。
おすすめのスリランカ料理
おすすめの「スリランカグルメ」をご紹介します。
スリランカカレー
スリランカの代表的な一品。
スリランカカレーは、ご飯の周りに様々な種類のカレーが盛り付けられているのが特徴です。
たくさんの野菜とスパイスを使っていて、油分が少なくさらっとしています。
日本で親しまれているカレーライスとは異なる見た目ですが、食べてみるとしっかりとカレーなのです。
ランプライス
スリランカのお弁当的な存在。
バナナの葉で包まれた持ち運びにも便利なチマキのような料理です。
お店によって具材はさまざまですが、鶏肉や卵、コロッケなどが入ったライスをバナナの葉で包んで蒸しています。
辛すぎない味わいなので、辛いものが苦手な方にもおすすめの一品です。
モチモチとした食感のライスが魅力的です。
ストリングホッパー
スリランカ風カレーつけ麺。
米粉で作られた、ソーメンのような細い麺をカレーにつけて食べる料理です。
現地では「インディ・アーッパ」と呼ばれています。
日本にカレーうどんがあるように、やはりカレーは麺とも相性抜群です。
お米に飽きてきたら、挑戦してほしい一品です。
エッグホッパー
定番の朝食メニュー。
米粉とココナッツミルクで作られたクレープのような生地の中央に、卵をのせた一品です。
現地では「ビッタラ・アーッパ」と呼ばれています。
卵なしのプレーンタイプのホッパーもあり、カレーやジャムなどと一緒に食べるのもおすすめです。
チーズとハチミツをかけて食べるのがお気に入りです。
ゴダンバロティ
スリランカ風のお食事クレープ。
クレープのような薄い生地の中に、牛肉やじゃがいもなどの具材が入っています。
生地はパリっとした部分と、ふわっとした部分の両方を楽しめます。
軽食としても人気の高い料理です。
お店によって具材はさまざまなので、お気に入りの一品を見つけましょう。
カウム
スリランカの伝統的なお菓子。
ひょうたんのような形をしたドーナツのように甘いお菓子です。
ココナッツオイルと黒砂糖の風味が効いていて、沖縄の「サーターアンダギー」にも少し似ていています。
宿泊していたゲストハウスのオーナーさんが到着時に歓迎の意味を込めてこのお菓子を出してくれたので、私にとっては思い出深い一品です。
カード
水牛のミルクで作られたヨーグルト。
クリームチーズにも近い濃厚な味わいのヨーグルトです。
ヨーグルトの上にかけるコクのある甘いヤシの蜜と、ヨーグルトがよく合います。
スーパーや露店でも買うことができるので、気軽に試すことができます。
しっかりとした固めのヨーグルトがお好きな方におすすめの一品です。
以上、「おすすめのスリランカ料理」を紹介いたしました。
ホテルやレストランでの食事は魅力的ですが、食堂などその土地ならではの雰囲気を味わえる場所で食事するのもおすすめです。
また、セイロンティーやキリテー(スリランカミルクティー)、ライオンビールなどのスリランカならではの飲み物と一緒に食事を楽しむのも良いでしょう。
スリランカ旅行の際は、現地のグルメもぜひお楽しみください。