スリランカの中央部に位置する、世界遺産の町キャンディ。
コロンボに次ぐスリランカ第2の都市であり、「ヌワラエリヤ」や「ピンナワラ」にも訪れやすいことから、滞在先としても人気の高い町です。
町全体が世界遺産に登録されている歴史的に重要な町であり、観光地としては、仏歯寺やキャンディ湖などが有名です。
私も、世界一周でスリランカを訪れた際、キャンディにも滞在しました。
今回は、キャンディで訪れた仏歯寺での様子など、キャンディ滞在時の様子をご紹介します。
キャンディとは?
キャンディは、スリランカの中央部の高地に位置しています。
シンハラ人による最後の王朝の都で、歴史深い町として知られています。
仏歯寺と王宮建造物群を含むキャンディの文化財は「聖地キャンディ」として、ユネスコ世界文化遺産に登録されています。
また、イギリスの植民地だった時代もあり、その面影を感じる町並みが現在も残っています。
また、キャンディからは、紅茶の産地である「ヌワラエリヤ」や、ゾウの孤児園のある「ピンナワラ」へも日帰りで行くことが可能です。
キャンディを訪れた際に、併せて行ってみるのもおすすめです。
聖地キャンディに滞在
私は、キャンディに訪れる前、ダンブッラに滞在していました。
ダンブッラと違い、思っていた以上に都会だったキャンディに少し驚きました。
なんというか、まず、人が多い。
スリランカに到着してからは、ダンブッラやシギリヤなどの小さな町を訪れていたので、久しぶりの都会感が少し新鮮でした。
中心地に多くの飲食店や土産店などがあり、鉄道駅もあるので、観光するのにも便利です。
ヨーロッパの雰囲気もありながら、アジアらしい活気を感じる町です。

イギリスの植民地時代に建てられた「クイーンズホテル」。
コロニアル建築の外観が、当時の面影を感じます。
この辺りの夕暮れ時の雰囲気が、とても好きでした。

シンボル的存在の「キャンディ湖」
キャンディの町の中心にある湖「キャンディ湖」です。
地元の人々も、湖の周辺でのんびりと過ごしたり、憩いの場になっているようでした。
お散歩がてら湖の周りを歩くと、少し心が和みました。

夕暮れ時も良い雰囲気です。
湖の背景に見える町並みとの組み合わせが、とてもキレイです。
仏歯寺からも近いので、併せて訪れると良いでしょう。

【キャンディ湖 概要】
名称:キャンディ湖(Kandy Lake)
住所:Centre of Kandy City, Kandy 20000, Sri Lanka
世界遺産「仏歯寺」
キャンディでの観光といえば、こちらでしょう。
世界遺産の「仏歯寺(併歯寺)」です。

スリランカを代表する仏教寺院であり、仏教徒にとって聖地といえます。
寺院内には、釈迦(ブッダ)の犬歯「仏歯」が納められています。
1日に3回ある礼拝(プージャ)の時のみ、仏歯のある部屋が開かれ、その姿を拝むことができます。
観光客以外にも多くの地元の人々もいて、とても厳かな雰囲気でした。
ほとんどの地元の人々は、正装である白い服を着用していました。
入場時の服装に制約があるので、短パンや袖のない服など、露出の多い服装は控えましょう。
私も、持っていた白い服を着て訪れました。

また、寺院はセキュリティもしっかりしており、入り口で荷物検査があります。
寺院内は土足厳禁でした。
スリランカの寺院は、こちらに限らず土足厳禁の場所が多い印象です。
【仏歯寺 施設概要】
■名称:ダラダー・マーリガーワ寺院(Temple of the Sacred Tooth Relic)
■住所:Sri Dalada Veediya, Kandy 20000, Sri Lanka
■営業時間:5:30~20:00
■入場料:1,500ルピー(約900円)
キャンディは高地ということもあり、他の町よりも涼しくて、過ごしやすい気候でした。
基本的に徒歩で観光できるので、お散歩気分で町を歩いてみると良いでしょう。
スリランカに訪れた際は、ぜひキャンディで歴史ある雰囲気を感じてみて下さい。