インドシナ半島に位置する国ラオス。
古都ルアンパバーンをはじめ観光地として注目を集めているラオスですが、ラオス料理といえばどのような一品が思い浮かびますか。
今回は「ラオスのおすすめグルメ」について、記事を作成しました。
▼ こちらの記事
・ラオスの食文化について
・現地で食べてほしいおすすめのラオス料理
ラオス料理はタイやベトナムなどの他の東南アジアの料理に比べると、日本では馴染みの少ない料理なので想像がつかないという方もいらっしゃるでしょう。
世界一周の際に、ラオスへ訪れた経験をもとにご紹介します。
ラオスの食文化について
ラオスの食文化についてご紹介します。
ラオス料理といえば、下記の3つの特徴があります。
【ラオス料理の特徴】
①シンプルな味付けの料理が多い。
②フランスの食文化が残っている。
③タイのイサーン料理との共通点が多い。
ベトナムやカンボジアと同じく、ラオスはフランスの植民地だった時代があります。
当時の名残りで、現在もフランスの食文化が残っています。
また、歴史的にタイや中国との結び付きも強いので、特にタイの東北部の料理である「イサーン料理」と共通する点も多いです。
ラオスらしさを感じる食文化の一つといえば、主食の「カオニャオ」です。
蒸したもち米であるカオニャオは甘みが強く、モチモチとした食感がクセになる美味しさです。
レストランでは竹カゴに入った状態で提供されることもあり、東南アジアらしさを感じる見たが旅行者にとっても。
また、スティッキーライス(もち米)か、スティームライス(普通の米)を選択できる飲食店も多くあります。
様々な料理に、下記の調味料が使用されてる点も特徴です。
【ナムパー】魚介類が主な原料であるラオスの魚醤
【パーデーク】塩と米ぬかを混ぜたものに川魚を入れて発酵させた塩辛のような調味料
一見クセが強そうに感じる調味料ですが、他の味付けはシンプルなことが多いのでこの調味料を使用することで料理に深みを出してくれています。
おすすめのラオス料理
おすすめの「ラオスグルメ」をご紹介します。
ラープ
ラオス料理の代表的な一品
ラオスに行ったら、まず食べてほしい料理です。
ひき肉にハーブやミントなどの香草を加えた料理です。
魚醤や唐辛子、ライムが効いており、ピリ辛でご飯が進む食べ応えのある味わいです。
一般的には、牛・豚・鶏などのお肉を使っていますが、魚を使っているものもあります。
カオピヤックセン
ラオスの代表的な麺料理
弾力のあるモチモチとした食感の、米粉の麺で作られた一品です。
ベトナムの「フォー」と似ていて、優しい味わいです。
朝食メニューの定番でもあり、辛味もないので、辛いものが苦手な方にもおすすめです。
トムケム
ラオス風の豚肉の角煮
口の中でとろけるお肉と、しっかりと味の染みた煮卵が魅力的です。
甘辛い味わいで、東南アジアらしさも感じる料理です。
ほっこりと温まり、日本人にも食べやすい一品だと思います。
カオソーイ
ラオス北部の麺料理
東南アジアらしい風味の麺料理です。
ガツンとした辛味がクセになり、担々麺に近い印象です。
チェンマイなどのタイ北部にも、同じ名前のココナッツカレー風味の麺料理がありますが、異なる味わいの料理です。
カオチーサイクワン
フランスパンのサンドイッチ
バゲットに、パパイヤなどのたっぷりの野菜やお肉を挟んだサンドイッチです。
一般的なフランスパンよりも、軽い食感で食べやすい印象です。
ベトナムのサンドイッチ「バインミー」にも似ています。
屋台でも気軽に購入できるので、小腹が空いたときにもおすすめです。
タムマークフン
青パパイヤのサラダ
青パパイヤを使った、ラオスの代表的なサラダです。
優しい甘みと、シャキシャキとした歯ごたえがクセになります。
タイ料理の定番である「ソムタム」は、タムマークフンが変化を遂げながら南下した料理とされています。
ナムワーン
ラオスの代表的なスイーツ
フルーツや豆、ココナッツミルクなどが入った、日本でいうぜんざいのような一品です。
ベトナムのスイーツ「チェー」にも似ています。
トッピングの種類が豊富で、チョイスするのも楽しいスイーツです。
屋台でも販売されており、気軽に食べることできます。
以上、「ラオスのおすすめグルメ」をご紹介しました。
私は世界一周でラオスを訪れた際に初めてラオス料理を食べましたが、日本人の口にも合う料理だと感じました。
日本でラオス料理を食べることができる場所は少ないですが、また食べたい料理もあるので日本にも浸透してくれたら嬉しいです。
ラオスへ訪れる際は、ぜひご参考ください。