タイのチェンマイからラオスのルアンパバーンへ訪れたい場合、様々なアクセス方法があります。
飛行機やボート移動が定番ですが、長距離バスを利用して移動することも可能です。
今回は「チェンマイからルアンパバーンへのバス移動」について、記事を作成しました。
▼ こちらの記事
・チェンマイからルアンパバーンへのスリーピングバス移動
【予約方法・料金・出入国手続き】
世界一周や東南アジアを周遊している場合、チェンマイからルアンパバーンへの移動を考えている方は少なくないでしょう。
移動手段を考えたとき陸路での国境越えに不安を感じる方も多いと思いますが、私自身は約20時間かけてバスで陸路移動をしました。
世界一周の際に、スリーピングバスを利用した経験をもとにご紹介します。
チェンマイからルアンパバーンへのバス移動
チェンマイからルアンパバーンへのアクセス方法は、バス以外にも飛行機やボートを利用して訪れることができます。
アクセス方法の比較は、こちらの記事をご参考ください。
バス詳細【予約方法・時間・料金】
バスを利用したい場合は、チェンマイのツアー会社や宿泊先で予約が可能です。
私は宿泊先であるチェンマイの「Alexa Hostel」のツアーデスクで予約しました。
空席があれば現地到着後に予約が可能ですが、繁忙期やチェンマイでの滞在が短い場合は宿泊先に事前確認しておくと安心です。
注意点
バス乗車に関しての注意点をご紹介します。
乗り換え
バスでの陸路入国は、基本的にずっと同じバスで移動するわけではありません。
国境を越えるということもあり、数回の乗り換えが必要です。
現地スタッフや他の参加者もいるので乗換自体の難易度が高いわけではないですが、荷物の持ち運びは自分自身で行うので少し大変かもしれません。
相席の可能性
予約の時点ではバスタイプは未定で、スリーピングバスとVIPバスのどちらかになるのかは当日に判明します。
初対面の人と相席になる可能性が高いので、特にスリーピングバスだと気まずさを感じてしまうかもしれません。
狭いスペースを共有するので、寝返りを打てなかったりとVIPバス利用よりも窮屈に感じると思います。
また、スリーピングバス乗車後は休憩場所も含めて、歯磨きをするには難しい環境でした。
御手洗の環境がなくても気軽に使えるアイテムは、旅中に役立つのでおすすめです。
走行ルート
また、ラオス入国後の山道は悪路で有名です。
乗り物酔いが心配な方は、バス乗車前に酔い止めを飲んでおくことをおすすめします。
服装に関しても、身体への負担が少ないリラックスできるものが良いでしょう。
バス乗車日の流れ
バスを利用する当日の様子をご紹介します。
※2018年9月に利用した際の様子です。
■チェンマイ~ワットロンクン~ランチ~チェンコンゲストハウス~タイ国境(全てミニバン)
■タイ国境~(バス)~ラオス国境~(ソンテウ)~バスターミナル
■バスターミナル~(スリーピングバス)~ルアンパバーン
※ルアンパバーンバス下車地~(ソンテウ)~宿泊先付近
チェンマイ出発
■集合(9:15~9:45)
宿泊場所の近くにあるニマンヘミンのショッピングモール「MAYA」に集合します。
バスチケットを受け取りミニバンに乗車後、他の乗車場所も周ります。
最終的にバンは満席で、スローボート利用の方も同じバンへ乗車していました。
■ワットロンクン見学(約20分)
チェンライの観光スポット「ワットロンクン」を見学します。
別名「ホワイトテンプル」とも呼ばれている真っ白な寺院です。
■ランチ休憩
レストランでの昼食休憩です。
ランチ代は料金に含まれていないので、各自で支払いします。
タイ料理の中でもお腹に優しい一品だと感じている「パッタイ」を注文しました。
■チェンコン到着(17:00頃)
タイの国境の町チェンコンに到着です。
スローボート利用者は、チェンコンで下車して宿泊です。
特に欧米人に人気のようで、ミニバンに乗車していた私以外は全員スローボート利用でした。
ゲストハウスのフロントで、ラオスの通貨・キープに両替してくれます。
ラオス到着後のターミナルから中心地まで移動の際、ラオスキープが必要です。
キープを持っていない場合は、少し両替しておくことをおすすめします。
タイ国境からラオス国境に移動する際のバス運賃20バーツも、このゲストハウスで受け取ります。
タイ出国・ラオス入国
■タイ側の国境に到着
荷物を全て持ってミニバンを降ります。
まずは、こちらでタイの出国手続きを行います。
■ラオス側に移動するバスに乗車
ゲストハウスで受け取ったバス運賃20バーツを支払い、バスチケットを受け取ります。
少し待機したあと、ラオス側にバスで移動します。
■ラオス側の国境に到着
ラオス側に到着したら荷物を持って下車後、ラオスの入国手続きを行います。
こちらではアライバルビザの取得が可能です。
日本人は15日以内の滞在であれば、ビザ不要です。
ラオスの入国カードを記入します。
表が入国カードで、裏が出国カードです。
入国審査は、特に厳しくなかったです。
入国手続きが完了したら、外に出ます。
ソンテウに乗って、バスターミナルに移動します。
ソンテウ乗車前に、ルアンパバーン行きのバスのチケットを受け取りました。
右上に座席番号が記載されています。
ファイサーイ(国境)出発
バスターミナルに到着後、ルアンパバーンまで向かうバスに乗車します。
他のツアー会社や宿泊先で予約した人も最終的にこちらに集結するようで、最終的にバスは満席でした。
バスのトランクに荷物を預けます。
下車時に受け取ったバックはだいぶ汚れていたので、カバーを持っている方は使用をおすすめします。
▼ 長距離バスでの就寝時や貴重品管理におすすめ!
乗車後に撮った写真ですが、バスの車内はこのような雰囲気です。
2段ベッドで、1つのベッドを2名で使用します。
一人旅の私は、まさかの日本人の男性と相席でした。
途中、21時ごろに夕食もかねて休憩がありました。
夕食の休憩後は、再びバスに乗車します。
山道は本当に揺れが激しくて、体調が悪くなっている人もいました。
ルアンパバーン到着
やっとのことで、ルアンパバーンに朝5時ごろ到着です。
ただ、到着した場所が到着予定だったターミナルから、たいぶ離れた場所でした。
道路の一部が陥没していたためバスが通れず、ソンテウに乗車できる場所まで歩いて移動です。
ラオスはインフラが整っていない場所も多く、このような事態もめずらしくないようです。
メコン川を横目に見ながら、ひたすら歩きます。
私はオスプレイのスイッチバッグで旅をしていましたが、道の状況が悪い場所もあり少しハードでした。
このような非常事態のときは、やはり軽量のバックパックが便利だと感じました。
ソンテウの乗車場所に到着後、乗り合いで一人30,000キープ(約370円)で町に向かいました。
自分自身の宿泊先の近くで、降ろしてもらいましょう。
以上、「チェンマイからルアンパバーンへの陸路移動」についてご紹介しました。
感想としては、覚悟はしていたとはいえやはりハードな移動でした。
特にスリーピングバスに乗車してからの悪路は、想像以上にきつかったです。
私は酔い止めの薬を飲んでおいたので身体への負担は軽減されていましたが、とても辛そうな参加者もいました。
個人的に良い経験になったとは思いますが、再び同じ選択をするには少し気が引けます。
しかし、この移動を経験したことことで長距離移動への不安が軽減されて、今後はどのような過酷な移動でも乗り越えられそうだという自信が付きました。
チェンマイからルアンパバーンへの移動を検討中の方は、ぜひご参考ください。